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イタリア料理スローフード生活

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2007年 11月 16日

かぼちゃ教室

かぼちゃ教室_d0131616_160112.jpg

        かぼちゃのオーブン焼きに、キャラメルでデコレーション。
  オルサラ村、ペッペのレストランで、子供たちのための、かぼちゃ料理教室がありました。


オルサラ村の子供たちがやって来る


ハローウィンの翌日の夜、
オルサラの子供たちへのかぼちゃを使った料理教室がありました。

村から、10分ほど離れたペッペのレストランに、
オルサラ村の子供たちが、ぞくぞくとやってきます。





かぼちゃ教室_d0131616_1674793.jpg

子供たちのまえで、かぼちゃの説明をするペッペ
通称メキシカン。(メキシコ人ににているので?)


デモンストレーションをして、子供たちに、味見してもらいます。
この日のメニューは、

かぼちゃのフリット(天ぷら)
かぼちゃのオーブン焼き
かぼちゃのラザーニャ風 (パスタの部分をかぼちゃにして、トマトソースとモッツアレラで)
かぼちゃパン


夕方7時前とあり、みんなおなかもすく頃。
子供たちも、付き添いのお母さん方も、ものすごい勢いでぱくつきます。


かぼちゃ教室_d0131616_1615073.jpg

カラメルのデモンストレーションをするアレッシオ
子供たちの間から、歓声が・・・。

「サチコもやってみる?」 アレッシオにふられて
「やるやる~」

あれ?あれ?アレッシオのように、かっこよくいかないわ・・・と
子供たちの前で、ちょっと大げさに悪戦苦闘すると、
「ワーハッハハ」 みんな大笑い。

日本でも、子供たちは、ちょっとしたことで、幸せいっぱいに大笑いしてたけど、
そんな子供の幸せなところは、イタリアでも日本でも、どこにいっても同じ。


かぼちゃ教室_d0131616_16243639.jpg

最後に記念撮影。


今年の春、ここにきてすぐ、
幼稚園の子供たちのための料理教室がありました。

ペッペが、自分の畑に連れて行って、子供たちに、野菜やハーブを触らせて
その後、レストランで食事をするというもの。

驚いたことに、
その食事というのが、きちんとテーブルセッティングされたテーブルに、
結婚式と同じ料理。(量こそ、減らしてあるけれど)
きちんと制服を着たウエイターが、しっかりサービス。

くっきりと晴れた外にテーブルを出して、
みんなで、乾杯。

「来年は、子供たちを裸足で、ハーブの上を歩かせようと思ってるんだよ。
歩くたびに、ハーブの匂いがして、面白いだろう?」

新しい計画を話すペッペ。


子供たちの教室は、いつもペッペの好意で開かれます。
乾杯するとき、幼稚園の先生のシスターが、
「ペッペにも乾杯しましょう!」
「ペッペに乾杯ー!」 と子供たち。
さすがに、ちょっと照れるペッペ。


そんなことも思い出しながら、
日本にくらべると、きちんとオーガナイズされていないようなのに、
最後には、なぜかみんな楽しい気分。

こういうのが、不思議な魅力のオルサラだったけ。

食育なんて、掲げてないけれど、
自然においしいものを食べて、
みんな楽しい気分で帰っていく。

何も掲げなくたって、大人も子供も、
楽しいごはんは、忘れないもの。

外に出ると、すっかり冷え込んだ秋も深いオルサラの夜でした。

by andosachi | 2007-11-16 16:02 | プーリアの日々


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