2007年 12月 06日
カターニアの魚市場のそばに、 みんなからアルベロ・グロッソ(大きな木)と 呼ばれる木があります。 幹に大きく開いた自然の穴付き。 日本では、木の中から出てくるのは、美しい姫や、大判小判とそうばがきまってますが、 ここ、カターニアの大きな木の穴から出てくるものは・・・・? 待っているほうも、ドキドキ? 「金を出せ!!」 いまでこそ、この木は、市長の命令で、中の空洞にふたがしてあるけれど、 その昔は、この中に、すっぽり人が隠れていて、 ここを通る人を拳銃や、ナイフで脅し、このように、お金をとっていたそう。 そう、大きな木から、でてくるものは、 ”強盗”だったのです;) シチリアの友達が、子供のころ、おじいちゃんから聞いたというこの話。 木の中から、強盗なんて、 昔のおとぎ話のようだけれど、実は、この穴がとじられる、 4、5年前まで、時々、おきた話だったらしい。 (ちなみに、カターニアは、昼間普通に歩いている分には、 普通にすりなどに気をつけていれば、そんなに問題は、ないと思います。 強盗より、交通事故のほうが、よっぽど危険です! とにかく運転が荒い・・・) ドイツ人や、オランダ人には、できない技。 基本的に、小柄なシチリア人の強盗ならではか? さらに、木を眺めながら、考える。 私は、かくれんぼうで隠れているときが、 最高に、どきどきするタイプだったので、 (おなかまでどきどきして、トイレにいきたくなったり・・) この手のタイプの強盗は絶対できない。 おじいちゃんから、聞いたというこの話。 彼の息子にも伝えたという。 こうして、みんなこの木の下を通るたんびに、 中で、どきどきしながら, 隠れていた、 小さな強盗のことを思い出すのも、 今となっては、笑い話。 (強盗するくらいだから、どきどきなんてしないかもしれないが) カターニアは、ここのところ、 毎日、晴天続き、 気持ちのいい、散歩日和の日が続いています。
by andosachi
| 2007-12-06 05:55
| カターニア歩き
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