2007年 12月 08日

シチリアの小さな旅ーカラシベッタ

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                天気のいいある土曜日、
            チーズを探しに小さな旅に出かけました。

”山の上に建てられた静かな城” カラシベッタ村

カターニアから、車で1時間ほどのエンナ県。
この地方でつくっているというサフラン入りのチーズ、ピアチェンティーナ
このチーズを探しに、ある土曜日エンナ方面へ、のんびりと出発。


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せまってきた
崖の上のこの村、わけもなくレオンフォルテ村かと思い込み、
崖をくねくね登っていくと・・・






 

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全然違って、カラシベッタという名の村でした。
でも、別にカラシベッタで、悪いというわけではないので、


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日本人にも覚えやすいこの名前、「辛子べった(り)」 を
散策することにしました。

もともとは、アラブ人が建設した村で、
アラブの言葉で、Kalat Xibet = 山の上に建てられた静かな城
という意味だそう。


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村からは、180度のパノラマが広がり、


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雲の”神経衰弱” (この雲は、この影だ!とか・・)
が、できそうな壮大な眺め。



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人口5000人ほどの村は、


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狭い坂道が続きます。



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あちこちに残る、お金持ちのパラッツオの跡。


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そして、この地方の石は、こんなやさしい薄茶色

カターニアは、エトナ山の火山岩を使うので、濃いグレー
きりりと、シックな趣になり、
カターニアより南のシラクーサの石は、太陽にまけない白色

その地方の石を使うことで、その町の印象がぐっと変わるのが面白い。



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こんな個人宅の入り口も。
中は、どんなになっているのかなあ・・・。


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今回のお昼ご飯は、ぐっと安上がりにして、生ハム入りパニーニとビール。



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近くに感じる空を眺めながら、お昼ご飯。



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5000の人口に、48もの教会があります。



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でも、私が惹かれたのは
打ち捨てられたこの ”La chiesa normanna (ノルマンナ教会)
中世の時代、この村を占領していたノルマンニ (主に、現在のドイツ人)によって
建てられたこの教会、


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時間とお金をかけた、見事な彫刻の跡が、残るのですが、
今は、鳩しか訪れず・・・。

教会の入り口のすぐ前は、近所の洗濯物干し場になり、
シーツが、はたはたとはためいていました。


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教会の内部。

建物って、人に使われなくなると、急に温度と色を失うもの。
かつては、人々が、祈る声が聞こえ、
歌う声が聴こえたであろう会堂も、

今は、風の音と鳩の羽音だけ。



そして、チーズは・・・・

結局、ピアチェンティーノ・チーズは、
1週間後から、作られる、ということで、
ほんのちょっと時期が早かったようでした。

でも、ま、いっか。

またそのうち、エンナ方面の
どこかの崖の上の村をめざして、
ぐるぐる崖を登っていこうと思います。
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by andosachi | 2007-12-08 05:37 | シチリアの小さな旅


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