イタリア料理スローフード生活

andosachi.exblog.jp
ブログトップ
2007年 12月 13日

映画 ”I vicere' "の舞台を歩くーカターニアの街歩き

d0131616_6463961.jpg

        現在イタリアで公開中の、シチリア貴族の物語 ”I vicere' "の
             撮影に使われたビスカリ邸の扉の彫刻。
           
            カターニアでもっとも豪華といわれるこの屋敷。
        1800年代のシチリア貴族の気分を味わいながら中に入ると・・



ムゼオ・ビスカリ (ビスカリ博物館)

映画の主人公である、シチリア貴族、ウゼダ家が住んでいた家として、
撮影に使われたのは、このパラッツオ・ビスカリ。(パラッツオ邸)

カターニアを襲った大地震のあと、
1700年、当時カターニアを統治していた、イニャツイオ・ビスカリによって建てられました。


考古学や、科学に、造詣が深かったイニャツオ氏は、
地震のあと、カターニアの街中に、放置されていた
文化的財産を集め、住んでいた屋敷の隣に博物館をつくり、
一般に公開しました。

映画には、この部分は、でてきませんが、
まずは、ここから、屋敷に入り・・・


d0131616_7123712.jpg

門をくぐると、中庭があります。


d0131616_72425100.jpg

時を経て小さくなってしまった石の彫刻や、


d0131616_7252018.jpg

色が変わっても火が灯れば、昔と同じように輝くカンデラ、


d0131616_7263893.jpg

いくつもの風、雨、そして、人々が通り過ぎたであろう石畳がひっそりと。


しかし、現在この博物館は、改装中。
ほとんどのものは、同じカターニアのウルシーノ城に
置かれています。早く家に帰れればいいのですが。


そして、ウゼダ家の舞台へ


d0131616_732066.jpg

一度博物館を出て、お隣の屋敷の門をくぐります。
上のシンボルは、ビスカリ家の紋章。
鉄細工が見事な正面玄関の扉。



d0131616_7342632.jpg

中に入って


d0131616_7362315.jpg

ゆっくり歩いていくと


d0131616_7442298.jpg

ここが、映画の中で何度も登場した正面玄関。



d0131616_7484961.jpg

中に入ると、ここは、ダンスパーティーが開かれた部屋。


d0131616_7511976.jpg

豪華なヴェネチアンガラス

d0131616_7495584.jpg

この日は、屋敷内で、手作りのものが売られていて、
大変な熱気でした。


d0131616_7523095.jpg

そんな中、壁を・・・いや壁紙を



d0131616_7531581.jpg

じーっとみつめる妙な日本人。


d0131616_755147.jpg

ひとつひとつ手描きで描かれた模様が、このお屋敷の
絢爛さをひきたてます。

見ていてあきない。



d0131616_801618.jpg

上の部屋に通じる階段は、ロココ調。



d0131616_814343.jpg

部屋から、外に出ると、ここは、主人公コンサルヴォが、
幼いとき、父親から、厳しい体罰を受けたバルコニー。


d0131616_84162.jpg

「お父様は、ボクを愛していないの?」
悔しさと、痛みにゆがんだ顔をあげると、
そこにはドウオモ(左)と、クラウスーラ修道院(右)が。


映画上映中、映画館の中は、もちろんカターニアの住民ばかり。
「あ、あそこよ、ほら、あそこ」
「ほらほら、ドウオモがでてるわよ」 など、いちいちひそひそ確認する声が、
いつもあちこちから、あがっていました。



d0131616_8125914.jpg

ビスカリ邸を外側から見る。


残念ながら、このビスカリ邸、博物館以外は、普段は、一般公開されていないようです。
この日は、たまたま運良く、催しのために、誰でも入れたようでした。

カターニアの名物魚市場のすぐそばにあるので、
公開されていれば、現代の生臭い喧騒と、
1700年代のとびっきりエレガントな貴族の生活が、いっぺんに味わえて
カターニアの奥深さ(?)が感じられると思うのですが・・・。


次回は、カターニアの街中の撮影場面を歩きます。
[PR]

by andosachi | 2007-12-13 07:08 | カターニア歩き


<< 映画 ”I vicere...      映画 ”I vicere... >>