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2007年 12月 20日

フランチェスコの家のお昼ご飯

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         友達のフランチェスコが、お昼ご飯に招待してくれました。
              

引越ししたアパートで

私が土曜日に、日本に帰るということで、
友達たちが、家に招いてくれました。

その1人が、フランチェスコと、リタのカップル。
最近、カターニアから8kmほどなれた、アチレアーレの街で
一緒に暮らし始めました。
フランチェスコは、ミロという山の村で1人暮らしをしていたのですが、
2人で住むには、リタの仕事のこともあり、山から、街へ、おりてきたのです。

「フランチェスコの印象って、あの山の家が強いから、
こうして、街中に住んでいると、変な感じがする」

私がいうと、

「正直いって、ノスタルジーがあるよ」 と笑うフランチェスコ。

そんなフランチェスコの手料理は・・・・。



フランチェスコの家のお昼ご飯_d0131616_2454350.jpg

アンティパストは、甘エビのサラダ。
甘えびと、細かく細かく切ったオレンジと、キウイ、りんご、そしてイチジクを
オリーブオイルと、オレンジの果汁であわせたもの。

「サチコは、きっとこれ、気に入ると思うよ」 
とフランチェスコが言うとおり、
甘エビ好きの私は、さっそくおかわり。


パスタは、上の写真。
ズッキーニと、再び、甘えびを、ファルファッラのパスタで。
レモンもしぼってあります。


フランチェスコの家のお昼ご飯_d0131616_5541765.jpg


これは、パラミトという魚。
マグロの親戚で、もう少し、脂が多い。

フライパンに、オリーブオイルと、にんにくをいれてあたため、
魚をいれ、ケッパーとトマトを少々。
ふたをして、魚に火を通します。

「白ワインじゃなくって、グラッパを入れてみた」
フランチェスコは、料理が大好きなのです。


フランチェスコの家のお昼ご飯_d0131616_5591233.jpg

そして・・・でました!
久々にたべた、シチリアの代表的なケーキ、カッサータ。
スポンジケーキの中に、たっぷりのリッコッタチーズ、
まわりは、白い砂糖がけ。砂糖漬けの果物つき。

あ、甘いです・・・。

とはいうものの、まあ、”大丈夫”な甘さではありました。

「私、このさくらんぼう苦手だけど、いる?」 
「いるいる、大好き~」 というように、
イタリア人には、このびっくり色のさくらんぼうは、普通です。


3DKに、洗濯機のある小さい部屋、
海と、イタリア本土と、エトナ山が、見渡せる広い屋上、
地下には、ガレージ、家具付き、アチレアーレの街のほぼ中心で、
お家賃は、550ユーロ(9万ちょっと)ということ。
まあ、相場だそう。

つきあいだしてから、6年のフランチェスコとリタ。
はじめて一緒に暮らしたこの2ヶ月。
そうとう穏やかそうなフランチェスコですが、
なかなか辛抱がいったようです。
(お互いさま?)

おいしいお昼ご飯を、ごちそうさまでした。
そして、まだまだ調整期間?
お互い、おりあいをつけて(?) ずっと仲良く暮らしてください。

by andosachi | 2007-12-20 02:42 | シチリアの生活


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