イタリア料理スローフード生活

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2008年 07月 20日

日本に帰りました

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                  我が家の猫、たろうの家
                    ただいま、たろう。

                    家にかえりました。

出発


カターニアの空港で何の連絡もないまま遅れたイタリア国内便。
「まったくなあ」

それでも、ひとたび乗ってしまえば、

遠く、上空から見るカターニアには、
バイクの騒音も、車のクラクションも、道路にちらばるごみもなく、

ゆったりとしたエトナ山のふもとに抱かれ
穏やかな蒼い海に囲まれた
壮大な大地が、あるばかり。

窓にはりつき、めいっぱいの愛着をこめてその風景を見ていると、
飛行機の遅れなどたいしたことじゃないと、思ってしまう。

いつも海がみたくなると散歩していた
アチカステッロや、アチトレッツアが、
窓からも、はっきり見えて、

しばらくすると、ついこの間楽しんだ
リパリ島やサリーナ島も通り過ぎ、

船で、バイクで、1秒1秒あんなに大切にゆっくり楽しんだのに、
飛行機では、すべての風景があっという間に飛んでいく。

すぐ、眼下は、真っ青な海ばかりになり、

まだ、どこかで聞こえていたような気がした、
毎日通ったあの市場の、カターニア弁たっぷりの呼び声も
飛行機のプロペラの音とともに、海の彼方へ。


たくさんの幸せを受け取り、
たくさんの幸せを手放すことが、怖くて
葛藤したこともあったけれど、

「こんなに楽しんだら、あとで苦労するに違いない」
なんて、脚本を自分で勝手に書いて、
悩んでいた時期もあったけれど、

これからは、
やってくるたくさんの幸せを無条件で受け取って、
そして、両手を開いて、その幸せを手放そう、と。

執着を手放し、幸せをも手放したとき、
人には、それ以上の幸せが、やってくる。

そんなことを感じた今回のカターニアの日々でした。


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シチリアで、感じたこと2つ。

ひとつめ。

シチリアにいたとき、パソコンとの付き合いをちょっと見直して、
「目の前にあるそのときそのときの人間関係をもっと大切にしよう」と
思いました。

携帯電話天国のイタリアですが、
シチリアの人のパソコン使用時間は、とても低いように思います。

ブログもヴァーチャルなものなのに、
自分で矛盾も感じますが、

何百万分の1の確立で、
同じ時代に同じ場所で同じ時間をすごせる。
会って、しゃべって、一緒にごはんを食べて。

目の前で一緒に笑いあえる。

シンプルで、一番わかりやすい人間関係。
それが、まず優先順位の一番にくるのは、きっと楽だし、自然。

そんな当たり前のことをあらためて感じたイタリアの生活。
どこにいても、大切にしようと思いました。


そして、もうひとつ。

旅と自然が本当に大好きだということ。
シチリアでも、自然の中を旅していました。
小さい旅もちょっと大きい旅も。

また少しずつ、その様子もお伝えできたらと思います。

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                     後ろ向きで失礼ですが


                   ”これからも、どうぞよろしく”
               
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by andosachi | 2008-07-20 14:07 | 日本から


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