カテゴリ:トスカーナの生活( 7 )


2007年 10月 28日

レティツアとの出会い

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          トスカーナのアグリツーリズモ”コルナッキーナ”の
       女性シェフ、レティツアの著書 ”アンティ・シェフ” (アンチ・シェフ)
   500のレシピと、彼女の幼いころの、おいしく暖かい思い出がつづられたこの本。
       
                 そんな彼女との出会いは・・・


トスカーナで悩んでいたころ

トスカーナのスタージュ先のレストランについてすぐ、違和感に悩んでいました。
料理も人も・・・。
「慣れればなんとかなる」

でもその違和感は、日に日に大きくなって・・・・

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by andosachi | 2007-10-28 04:14 | トスカーナの生活
2007年 10月 24日

ろばを飼う

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                    お食事中のジュリア家の家族 
                 ある日、ジュリアの家に遊びに行くと・・。

森の中に住む

舗装されていないじゃりみちを少し入ると、そこがジュリアの森の中の家。
古い家を20年前に買って、少しづつ住めるように直してきました。

ここには、ジュリアの一番大きな機織りの機械と、
そして、手作りおもちゃやさんを営んでいる、
ジェラルドの、足の踏み場のない木工だらけの工房が。

「耳をすましてごらんよ。
虫が、木を食べる音が聞こえるんだよ」

と、うれしそうにジェラルド。

「カシカシッ カシカシッ」

ジェラルドが、森の中で集めてきた木の中で、
場所が変わったのも知らずに、無心に、木を食べ続ける虫たち。


森の中の家には、6匹の猫と2匹の犬。
そして、2匹の親子のろば。

ろばが、こんなに愛らしい動物だとは。

末っ子の18歳のビアンカさんが、9月から、ローマの大学に入学し、
家を離れた今は、この2匹のろばが、ジュリアとジェラルドの子供がわり。

「たまたま誰かが、”ろばがいるんだけど、いらない?”ってくれたんですか?」
いつものごとく、思いついたまま、妙な質問をする私。

「ずっと探してたのよ。ろばを飼うのが夢だったのよ!」


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           ママと娘の親子。が、まだどっちがどっちかよくわからない私。 

夕方、森の中を、ろばたちと散歩。
マンマろばは、しつこくわらに食らいつき、私たちが、森を下っていっても、知らん顔。

しばらくすると、食べ終わったのか
ものすごい勢いで、森の斜面を私たちに向かって、駆け下りてくる。
再会できて、うれしい!を体全体であらわす、マンマろば。
(・・っていうか、キミが、くいじが、はってただけじゃないの;)

ろばといえば、のんびり荷物を運んでいる姿か、
映画、ピノッキオの、哀しい叫び声しかしらないので
こんなに、機敏な走りができるとは!

「ろばの性格って、ほんとにいいのよ」
うれしそうに、背中をさするジュリア。


イタリア語で ろば= asino (アジノ) は、”おばかさん、無知” という意味もあり、
イタリアのマンマは、子供たちに叫びます。
「勉強しないと、アジノ(おばかさん)になっちゃうわよ!」

でも、この日、私は決めました。

将来、自分の家を建てたなら、
"La Casa degli asini " (ろばたちの家) にしよう。

おばかさんが住んでいて
でも、辛抱強くて、
働き者で、マイペース。

こんなろばのような人の住む家。

さっそく、ろばに学ばねば!(笑)
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by andosachi | 2007-10-24 14:44 | トスカーナの生活
2007年 10月 22日

イタリア現代マンマの教育観

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          迷路のように続くソラーナの街、空き家も目立ち、
               旅するは、楽し、でも住むのは・・・


田舎の暮らし、都会の暮らし

「チャオ!元気?」 ジュリアが、声をかけます。
「サチコ、こちら、リタマルコ
この近くでアグリツーリズモをやっているのよ。マルコは、シェフなのよ」

山歩きを終えて、たどり着いたソラーナの町のバールで、
出会ったジュリアの知り合いの30代の夫婦。
4歳の女の子と、1歳ちょっとの男の子が、ママとパパのまわりをちょろちょろ。

私とジェラルドは、生ハム入りのパニーニをほおばりながら、
ジュリアは、あつあつの豆のスープをすすりながら、
ちょっと遅めのお昼ご飯。

ひとときも、じっとしていない1歳の、
金髪の天使のような男のこをあやしながら、
リタが、話し始めます。

「実は、私たち、もうすぐ、アグリツーリズモ、やめるの。
ここを全部引き払って、パドヴァ(ヴェネチア近くの町)に引っ越すのよ」


「いったどうして!?」
目を丸くするジュリア。

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by andosachi | 2007-10-22 15:36 | トスカーナの生活
2007年 10月 21日

秋のトスカーナの1日

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                 どこかでみたようなおとぎの世界のソラーナ 
                     どこかというと、それは・・・・                                         


秋の南トスカーナの散歩道

ある晴れた休みの日、ジュリアとジュリアのだんなさん、
ジェラルドに誘われて、1日ソバーナ周辺を歩くことに。

おっとりとやさしい自然、ローマ時代以前の古い歴史、心の中にあった絵のような町、
そして、おまけが、イタリア式教育論・・・


しずかに、でも、次々と、繰り広げられる、
そんなトスカーナの秋の一日は・・・


              

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by andosachi | 2007-10-21 15:52 | トスカーナの生活
2007年 10月 18日

ジュリアとの出会い

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               ジュリアの手織りの機織のお店
               なにげなくのぞいたこのお店で・・


縦糸と、横糸と・・・ひとおり、ひとおり、機織の音が響くお店

「さわってみてくださいな、カシミア100%なんですよ」

ソバーナにひっそりとたたずむ手織りのお店。
カタン、カタンと、織るのをやめて、ほっそりとした品の良い50代の女性が、
手織りのカシミア100%のボルドー色のショールを触らせてくれました。

それが、ジュリアとの出会い。

はじめ、ちょっと入りづらかったけれど、素敵なものが中にありそうで、
昼休み、立ち寄ってみると、小さい店内には、大小2つのはた織り機。


「私も、いつかはた織りやってみたいんです。今、姉がやっているんですよ。」
・・そんな会話からはじまって、初めてなのに、違和感なく、
昔からの知り合いのように、しっくり話せる。

もともとは、ミラネーゼの彼女。
トスカーナに移住して、もう20年。

10年ほど、趣味ではた織りをやっていて、その後、この家をお店用に買い、
夏は、ここで、はた織りをしながら、作品を売り、冬は、自宅で、作品を作ることに集中します。

はた織りの原理を知りたくて、質問攻めの私に、ひとつひとつ、
ていねいに答えてくれるジュリア。

楽譜そっくりの、使い込んだ、古いはた織りの教本。
そこには、昔からのたくさんの模様が、織りこまれていました。

「はじめにデザインを考えて織るんですか?」
「織りながら考えるのよ。」 の答えに、素人の私は、信じられない思い。

「もう長くやっているから、頭の中に入っているのよ」 
私の驚きに、ちょっとはにかんで答えるジュリア。


翌日も、昼休みになると、遊びにいって、
はた織り機に、1本1本糸をかけるのを手伝い、少しずつ、はた織りの原理が
わかってきます。

こんなに根気のいることだったなんて。

”縦糸と、横糸をつむぐように” という比喩は、時々、使われるけれど、
本当に、布というのは、”縦糸と横糸を、1本ずつ紡いだ” ものだったんだ・・・。


「お客さんの中には、
”一日中、すわって、こんな作業してて、飽きないんですか?”
って聞いてくる人もいるけれど、とんでもない。こうして、織っているときが、幸せなのよ。」

「それに、自分のテンポで、織れる。自分時間で、生きられますよね。」 と私。

「そう、そして、何より、作品が、出来上がった喜びがあるの。」 とにっこり。


ジュリアと会ったとき、話してて、どうしてこんなに落ち着くのかなと、思いました。
それは、彼女が、自分のやっていることに、心のそこで、ちゃんと満足しているから。

混乱していた、私のソバーナ滞在は、ジュリアとの出会いから、
少しづつ、落ち着くものになりました。
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by andosachi | 2007-10-18 05:02 | トスカーナの生活
2007年 10月 17日

田舎の家、ラ・カーザ・ルスティカ

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            バルコニーに映る、秋の日差しがつくる楽しいリズム 
             これで、時間がわかるようになったら、時計知らず?



想像は楽しい

イタリア語で、”Rustica (ルスティカ)” という言葉があります。
”田舎風の、素朴な” という意味。

イタリアの家を見るのが大好きで、
でも、心強く引かれるのは、いつもこの ”LA CASA RUSUTICA " (田舎風の家)。


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あのテーブルでゆっくりお茶でも飲みたいな・・とか


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裏庭で、のんびり好きな本よみたいな・・・とか


想像の世界へ。

イタリアの、モダンデザインの家具も、おしゃれで、洗練されていて、見るのはわくわくするけれど、自分が落ち着くのは、やっぱりこの素朴で、人のぬくもりを感じる ”ルスティカ” な感じ。

自分が、すとん、と落ち着く空間で、生活できるのは、静かな幸せ。
ルスティカ探し、つづきそうです。
          
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by andosachi | 2007-10-17 05:37 | トスカーナの生活
2007年 10月 15日

ピティリアーノ散策

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                朝はやく、となり町のピティリアーノへ。
            今日もいい天気になりそうな朝の顔のピティリアーノ


登校時間にあわせてバスに乗る


レストランが休みの日、洗面器を買いに、となり町のピティリアーノへ。
(洗面器なんて、複雑なものは、ソバーナには、売っていない)
シャワーの水圧がないので、髪がうまくあらえそうにないから、必需品。

しかし、このバス、朝7時20分に、私の住んでいるソバーナを出発。
昼1時20分に、ピティリアーノから、ソバーナに戻る、という2本のみ。

この不思議な時間の2本は、学生の登下校のため。
選択肢はなく、早起きして、ソバーナの高校生たちとバスにゆられて、ピティリアーノへ・・・。

ピティリアーノ散策

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by andosachi | 2007-10-15 15:12 | トスカーナの生活