イタリア料理スローフード生活

andosachi.exblog.jp
ブログトップ

<   2008年 01月 ( 5 )   > この月の画像一覧


2008年 01月 27日

すうぷ屋さん

d0131616_19424918.jpg

                  すうぷ屋さんに行きました


ボサノバを聴きながら、すうぷを”食べる”


西武国分寺線、鷹の台にあるすうぷ屋さんに行きました。
鷹の台というのは、我が家からは、けっこう不便なのですが、
そこは日本。
どんどん電車がやってきて、あんぐり口をあいている私を運んでくれました。

イタリアに住んでから、
東京の電車の利便性のすごさをあらためて思い知りました。
鉄道関係の人が、みんなまじめに働いているたまものだ。ありがたや。


d0131616_1958015.jpg


野菜スープと、トマトときのこのビスクを食べました。
さらさらと、飲むスープではなく、しっかり食べるスープ。
セットのオリーブオイルと白ごまのごはんも、とってもおいしくて。

やさしい木のテーブルと、椅子。
窓から、見える雑木林。
そっとかかるBGMのボサノバ。

幸せなお昼ごはんになりました。


でも、何よりも、
この日、出会った新しい友人と、

自然が大好きで、
動物が大好きで、
体にやさしいものを食べることが大好きで、
人間の心に興味があって・・・・

たくさんの 「そうそう、そうだよね」 があったこと。

人生で何万回も、ごはんを食べるだろうけれど、
楽しい人と、おいしいご飯をゆっくりたべられることは、
そうとうな "小確幸 (しょうかっこう、小さい確実な幸せ) ”に違いない。

人もごはんも、自分の人生も・・・・
こんなふうに、ゆっくり味わって暮らしていけたらな。

学校帰りの子供が、走り抜ける冬の雑木林を散歩して、
秋には、陽の光に金色に反射するだろう、今は裸の銀杏の林を抜けて、
冷たい風の吹く東京の冬。

でも、探せば、あったかいものは、自分のまわりにたくさんある、
そんなことを思った冬の1日でした。



<追伸>

すうぷ屋さんは、ボサノバのライブもやっているようです。
お近くの方は、ぜひ。

レトロな、鷹の台、とっても気に入りました。
不動産物件も、学校が多いせいで、3万のアパートがあり、
歩きながら、驚きの駅でした。
[PR]

by andosachi | 2008-01-27 19:47 | 日本から
2008年 01月 21日

日本の小さな旅・木曽

d0131616_982445.jpg

                   雪の木曽を旅しました


イタリアでつながった日本の縁

イタリアで知り合ったSさんを訪ねました。
長野県木曽。

「ぜひ家に泊まってください」
Sさんのあたたかい言葉に甘えて、新宿から快適な高速バスで4時間。

ついさっきまで、新宿西口の雑踏にいたことが、うそのように、
あたりは、雪の降り積もった静かな深い山々。

バス停まで軽トラを飛ばして、迎えにきてくれたSさん。
イタリアでビサの問題があったため、警察で2度ほどお会いしただけなのに、
ここ、木曽で会っても、なんだか、ずっと知り合いだったような気がしました。


雪の清水牧場

少し休んで、午後は、この軽トラで山をぐんぐん登り、
雪の深い清水牧場に、チーズを買いに。

東京のシェフたちからも大人気のチーズです。


d0131616_17171620.jpg

               そのうちのひとつ、プティ・ニュアージュ

「甘い・・・」 

一口たべて、口の中で、ふんわりやさしいとろけるような甘み。
シチリアで、リッコッタチーズといえば、羊の乳ですが、
このプティ・ニュアージュは、牛の乳からできているからです。


清水さんの奥様が、牛乳と、飲むヨーグルトをごちそうしてくれます。
こんな牛乳毎日飲めたら・・・・。
「ここは、すばらしい牧場!」と胸をはる奥さん。
そんな自慢の場所で、のびのびと育てられる牛の乳、丹精こめてつくられるチーズ。

牧場経営は、休みのない大変なお仕事でしょうが、
ご夫婦とも、つやつやしたお肌で、
「特に、夏と秋は、ここって本当にすばらしいのよ」 とおっしゃいます。

ご夫婦が、ようやっと見つけた理想の牧場。

今は、雪が深くて、見渡せないけれど、
この牛乳を飲んで、チーズを食べれば、牛たちがリラックスしている様子が
ありありと浮かぶ、
清水さんご夫婦の自慢の牧場。


木曽のおそばやさん、築120年の実家を使って


d0131616_18453778.jpg

木曽のおそばやさん、”おぎのや”

「一度は、駐車場にしようと思ったんです」

翌日、Sさんの家から近い、おぎのやさんというおそばやさんに
連れて行ってもらいました。

お店のご主人のご実家であった古民家を再生されてつくられました。

「一度は、駐車場にしようともおもったんですが・・・。
せっかくだから、この家を使って、何かできないかと思いましてね」


d0131616_1905698.jpg

                   おぎのやのご主人。

話し好きのお店のご主人。
高い天井を見上げると、今の家では、決してみられないたくさんの梁。 
天井の窓からは、冬の木曽の控えめな太陽の光が差し込みます。

光によって・・時間によって、
刻々とかわる古い家の古い木の色。

古民家が、こんなにも人を落ち着かせるのは、
自然のリズムと共に、年をとってきたから。


たった1泊の小さな旅でしたが、Sさんのおかげで、
その土地に根ざして、その土地を愛して、ものづくりをしている人たちに
会うことができました。

Sさんちの大きな田舎の家、
大きなこたつの上には、干し柿があって・・。
初対面にもかかわらず、こたつに一緒にはいって、なんだかくつろげる
暖かいご家族。

「私が働いていたから、ばあちゃんが子供の面倒をみてくれた。
ばあちゃんには、本当に感謝している」
というSさんのお母さん。ばあちゃんというのは、お姑さんなのです。


がつがつしないおおらかな空気が、田舎の本当の豊かな生活を感じさせます。
「何にもないところだけれど」 
静かにSさんは、いうけれど、ここが好き、という気持ちが
やっぱり伝わってきます。


d0131616_19161663.jpg

そして・・・

リクエストしてしまったSさんのチーズタルト。
イタリア、マルケ州のマンマシェフから教わった、
レモンの酸味が、くせになる、とろけるようなやわらかいタルト。


イタリアで会わなかったら、日本で決して会うことのなかったご縁。
そんなふうに、どこにいても、つながりを大切にしていけたらな。

Sさん、ご家族のみなさん、楽しいひとときを
本当にありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています。
[PR]

by andosachi | 2008-01-21 09:15 | 日本から
2008年 01月 10日

おしゃべり散歩

d0131616_8561243.jpg

                   春のように温かい東京
            時が止まったかのような、平日の井の頭公園で
                    水鳥たちを眺めます。


散歩お見合い

京都の綾部に住んでいる姉が里帰り。

東京に住んでいる友人のLさんと再会する日、
年代も一緒だし、聞きたいお話もあったので、私もご一緒させてもらいました。

3人で吉祥寺の井の頭公園を
のんびり散歩しながら、自己紹介。

この日は、気温が、14度まであがり、
小春日和のような、温かい吉祥寺。

美大に通っていた頃、
ここまでよく動物を描きにきたな~と、
懐かしい気持ちがこみあげます。
(私の描いた、ラマは、まだ生きているのだろうか?)


d0131616_983174.jpg

         水と木の風景は、人をおだやかな気持ちにさせます。


人を紹介されるとき、
人と出会うとき、

たいていは、家や、お店で・・。
すわって、ゆっくりお話できる。

でも、こんなふうに、
時間が逆戻りしたような、静かな公園で、待ち合わせて
水鳥を一緒に数えたり、
林の中を、冬の日差しを浴びながら、のんびり歩いたり、
時々出会う、マイペースで我が物顔で歩いている猫にあいさつしたり、

そんな出会いの場も、またいいもの。

やさしい自然の中を歩きながら、
おしゃべりすると、
脳みそがとっても、軽くなって、

はじめて会う人とも、
すっーと、なじめるような気がします。


イタリアで、お見合いのことを説明すると、
みんな、興味ふかそうに聞いていたものだけれど、
(そして、私のまわりの人は、みんな肯定的にとらえていたけれど)

こんな散歩お見合いは、出会いの場として、
なかなか素敵かもしれません。

(ちなみに、Lさんは、女性ですが;)

将来は、こんなお見合いをプロデユースする
お見合いおばさんになるのも、いいかもしれないな(笑)。

また桜のころにも、
おしゃべり散歩しに、この公園にこられるといいのだけれど。
[PR]

by andosachi | 2008-01-10 08:58 | 日本から
2008年 01月 08日

変わるもの、変わらぬもの

d0131616_15314175.jpg

                数年ぶりに教会に行きました。
                変わったもの、変わらぬもの・・・・

晴れた静かな日曜日の朝に

19歳だったころ、高校時代に付き合っていた人が、
バイクの事故で突然亡くなり、死について、たくさん考えた時期がありました。
当時、”死”というものは、人生の楽しみをある程度、刈り取ってから、やってくるもの、
あるいは、19歳のバイトや、飲み会の日常から、
遠く遠く離れたもの、と思ってましたから。

理由のない、19歳の理不尽な死というのは、
どう考えても、理解できなかったのです。

そんなことが、きっかけで、教会にいくようになり、
その後、洗礼を受けました。

賛美でピアノを弾かせてもらったことは、
緊張感があったものの、とてもいい経験で、

その後、忙しくなったり、
いろいろ思うところもあり、ずいぶん教会からは、離れてしまいました。

イタリアにいっている間も、
届いていた、私の誕生日カードと、クリスマスカード。

毎年かかさず送ってくださった教会で知り合ったNさんから。

日本に帰ってきて、
大量の郵便物を整理しているとき、そんな中から
Nさんの手紙を見つけたとき、
返事もださなかったのに、あたたかく見守っていてくださる文面のなかに、、
いつもおだやかに微笑んでいらっしゃるNさんの静かな笑顔を思い出し、
返事は、必ず会ってお渡ししよう、と思いました。

日曜日の朝、数年ぶりで教会を訪れて、礼拝の終わりに、
前と変わらぬNさんを見つけ挨拶すると、喜んでほっそりとした手で
私の手をにぎりしめ、再会を喜んでくれるNさん。

聞けば、だんなさまが、71歳という若さで認知症にかかり、
今は、ご自宅で、介護中とのこと。
数年前には、愛する娘さんを亡くしたことも聞きました。
私などには、想像できない悲しみだったことでしょう。

そんな中で、
他人の私を心のすみにおいておいてくれ
いつものように、温かい手紙を書いてくれていたNさん。

人の強さというのは、
前に進んでいくことや、声高に何かを主張することばかりではなく、

長い人生のうちに、あるとき音もたてずにやってくる
困難の中にあっても、静かにそれを受け入れること、

そして、そんな中にあって、
他人をも思いやれる余裕のあることなのでしょうか。

もしNさんにこんなことをいったなら、
本当に困った顔をして、はにかみながら、
「何をいってるの。強いなんて、とんでもないわ」というでしょうが。

いつか年を重ねたら、
私もNさんのようになれるでしょうか?

少なくとも

こんな種類の強さに気付くことができたのは、
すこーし大人になった証拠かもしれません。

いつだって、きっと
普通に静かに生きている人たちの中に、
この強さは、あったのですから。
[PR]

by andosachi | 2008-01-08 15:41 | 日本から
2008年 01月 01日

あけましておめでとうございます

d0131616_2335589.jpg

           年末、母とお墓のお掃除にいきました。
    
     忙しく日本で働いていたころは、貴重な休みは、あれもしたいこれもしたい・・。
        ずっと昔からつながっている見たこともない家族(祖先)に
               思いをはせることもあまりなく・・・。

          こんなふうに、私にバトンタッチされた命のつながりに
             感謝することができるようになったのは、
           多分・・日本を離れていた時間と空間のおかげ。


あけましておめでとうございます

あけまして、おめでとうございます。
去年は、このブログを見ていただいて、本当にありがとうございました。
小さいころから、書いたり読んだりするのが大好きで、
やめろといわれても、書き続けそうな自分ですが、
貴重な時間をさいて、わざわざ見てくださった方々、
コメントを書いてくださった方々に、とても励まされました。
本当に、ありがとうございます。

今年もマイペースで、楽しく書いていけたらと思います。



大晦日は、のんびり母と紅白を見ました。
去年、阿久悠さんが、亡くなったんですね。はじめて知りました。
(木原みちこさんには、もっと驚きました!)


紅白をごらんになった方は、覚えてられるかもしれませんが、
その中で、阿久さんが、残した文章が、
昨晩、今の私に妙に心に響きました。

何もしなければ道に迷わないけれど、
何もしなければ石になってしまう


いろいろ迷うのは、前に進んでいる証拠。


そんなことを考えながら、
また走り始めました。

以前も、よく走っていたけれど、
やっぱり走るって気持ちいい。

昔、フルマラソンを走ったときのように、
走り出す前の不安な気持ちをぐっと握り締め、
あんなに練習したから、走れる!という自信を抱きしめ、
ゆっくりでも、すこしづつでも、
前にすすめたら、いいなと思う。

2008年

すべての人に、幸多き1年でありますように!

今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。
[PR]

by andosachi | 2008-01-01 23:46 | 日本から