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2008年 02月 15日

日本の田舎暮らし

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             寒い冬のある日、京都市 篠山、綾部に行きました。

静かな静かな旅

多分、一年で一番寒いこの季節。
兵庫の篠山、京都の綾部に行きました。

「田舎にゆっくりしにきなよ」

綾部に住んでいる姉のそんな言葉に甘えて。


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ゆったり流れる由良川


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のぞきこむ私たちの影が、川にゆれて。

東京とは、違った、日本海側特有の、あっというまにしぐれるお天気。
でも、この日は、太陽がぽっかり顔をだしてくれて。


どこに住もうか?

東京の人ごみに疲れたとき、
この田舎の時間の流れは、驚くほど、自分に心地よくて、
ずいぶん、のんびりしてしまいました。

「日本の生活はどう?」
イタリアにいたとき、

イタリア人に、何度も聞かれたこの質問。

「私は、東京の生活しか知らないんだけど」 いつでも、そう前置きして、
「とっても早いよ」 そんなふうに答えてた。

自分の住むところを決めるのは、容易ではないけれど、
またひとつ心の中に、かちっとくる場所を
みたような気がします。

まだまだ先の話だろうけれど。
あるいは、近い将来の話かもしれないけれど。

     ************

 <追伸>

綾部から、1時間ほどの篠山にいったのは、
イタリアで知り合ったYさんに会いに。

Yさんが、シェフをつとめる、築400年の古民家を改造した
篠山の公園の中にあるイタリアンダイニング "茜”。

篠山産の有機栽培の野菜を使った
イタリアの味を思い出させてくれる骨太な料理。
しっかりした量も、イタリアを感じさせてくれます。

この日、篠山は、晴れたかと思ったら、
みぞれまじりの雪がちらつく、しぐれたお天気。

レストランの脇では、
たくさんの桜の木が、じっと息をひそめて
ちょっとまだ遠い春を待っているのがわかります。

そんな桜のときにもぜひまた行ってみたい本当に素敵なレストランです。

こちらからどうぞ。↓

イタリアンダイニング茜
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by andosachi | 2008-02-15 13:51 | 日本から
2008年 02月 04日

トレ・カスターニ、 みっつの栗の村

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           エトナ山麓の小さな村・トレ・カスターニ村。
                   海と空が交わる村。

          海と空とエトナ山が、空気のように交わるところ。


”みっつの栗”の村散歩  

何よりも散歩が大好きで、
いろんな村を歩いていました。

その中でも、一番気に入った、そして住んでみたい村、
それが、トレ・カスターニ村
イタリア語で、”みっつの栗の村”  


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村の教会。
後ろには、エトナ山

いつも大混雑の
おいしいパンやさんも、この教会の近く。


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違う教会では、この日は結婚式。
花嫁、花婿を待つ赤いじゅうたん、


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花嫁、花婿を待つお米たち、


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そして、花嫁、花婿を待つ、花束、


抜けるようなシチリアの青空のこの日、
みんなが、待ちわびるトレ・カスターニの結婚式。


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シチリアの古い家も、残っていて


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窓には、ちょっと控えめな、クリスマスのデコレーション。


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ほったらかしになって空をながめるライオンと、
苔むす石畳の鉄細工の影。


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遠くには、
シルバー色に、きらきらと
シチリアの冬の午後の太陽に反射する海


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そして、お約束。
シチリアの公園には、
お年寄りがいなくては。


シチリア風簡単お昼ごはん

おなかがすいたので、テイクアウトのお店で
お惣菜を買います。


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カリフラワーのアンチョビ蒸し
揚げたナスのトマトスース煮
カポナータ
フライドポテト
ビールと、シチリアのパン


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山に持っていってたべることに。
激しくランニングする人たちを横目に
「いただきます」


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遠くには、ベネディクト修道院があって、



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”満足お昼ごはん”を終えて行って見ると
門があいていて、中をぶらぶら。

あとで、わかったことですが、
このベネディクト修道院は、昔、過酷な環境のため、病人が続出。
のちに、カターニアの街の近くに、もうひとつ建てて、引っ越したらしい。

確かに、ここは、シチリアとはいえ、
冬は過酷な寒さでしょう。

今は、一台の車と、一匹の犬。
管理された畑。

今も使われているのでしょうか。


カフェを飲もうと、バールに行って

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おいしそうなケーキをたのむも、
上が、か、固い!中も固い !
イメージしたザッハトルテとは、大いに違っておりました。

それでも、カプチーノであったまって・・。


シンプルだけれど、
こんな散歩の一日が、
目を閉じたベッドの中で、
静かな幸せを感じさせてくれる。

空と海がひとつになったあの蒼さが
まぶたの下いっぱいに広がって。

そんな散歩日和の、みっつの栗の村でした。


        * * * * *


お知らせ


イタリアに行く前に、お世話になったKさんが、
ご自分のブログで、私のブログを紹介してくださいました。

Kさんは、おだやかな、そして信頼できるFPで、
私も留学前には、大変お世話になった方です。


よろしかったら、こちらから ↓

オフィスBLISSの雑記帳

             
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by andosachi | 2008-02-04 20:37 | シチリアの生活
2008年 02月 02日

道に迷ったら・・・・

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                「道に迷ったら、羊飼いに聞け」
           シチリアの小さな村では、そんな言葉が健在です。

シチリア物件探し、羊飼いに出会う

シチリアにいたとき、冗談半分、本気半分で、田舎の家の物件探しをしていたときがありました。
ある情報誌に、山小屋風、よさげな家を発見。

「見に行こう!」
友達の一声で、書いてあった村の名前だけを頼りに出発。
「まずは、不動産に電話してからじゃないのかな」と私。
「もう1時だから、不動産やは、4時まで昼休み、
待ってたら、暗くなっちゃうよ。絶対わかるって」

自信満々の言葉につれられて、
車に乗り込み、いざ出発。

エトナ山の大好きな小さな村をいくつか越えて、
名前のあった村に到着。

小さい村とはいえ、
住所もかいていないこの情報誌。

はて?山小屋は、どこ?

「やっぱり電話すればよかったのに~」  口まででかかったとき、

「カランカラン・・・」

どこからともなく、アルプスの少女ハイジのペーターが登場するときのような、
やわらかい鈴の音が・・。
つづいて、大量の羊たち。

「チャオ!」

田舎道を我が物顔でゆうゆうとあるく羊たちの先頭をいく、
赤ら顔の若い羊飼いに車の中から、声をかける。

「この家探しているんだけど、知ってる?」
「もちろん。」

ものすごーーい、方言で教えてくれ、
私のほうは、さっぱり。

もちろんシチリア生まれの友達とは、
わかりあえたらしく、家の場所はもちろん、
羊たちの羊牧場は、どこにあるのか、
いつ、できたばかりの、リッコッタ・チーズが、たべられるのか、まで
あっという間に情報を、仕入れます。


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羊優先道路ですから(笑)
みんな堂々、幸せそう。


そしていよいよ・・・・

羊飼いの青年の言うとおり、道を行くと、
ひっそりと、その物件は、本当にありました。


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家自体は、それほど大きくはないけれど、
敷地が、とにかく大きい。

これで、日本円にして、1300万ほど。
安いのか、高いのか?

ちょっとあやしい人たちのように、
しばらく、家のまわりをぐるぐる歩いて、見回して・・・。

太陽が、エトナ山の裏にまわり、陽が落ちると急に冷え込んでくるのがわかります。

「ほんとに見つかるとは、おもってなかったな」
きっと私の顔にそう書いてあったのかも。

「ね?みつかったでしょ?
羊飼いにきけば、全部知ってる。
道に迷ったら、羊飼いに聞けばいいのさ

ちょっと誇らしげなシチリアの友達。


今、日本で、ふと考える。

もしも人生の道にちょっと迷ったら、
やわらかい鈴の音を鳴らして、どこからともなく道をそっとおしえてくれる、
そんな羊飼いがあらわれたらいいのにな。

でも、きっと、もうすでに鈴は鳴っていて、
ときどき、聞こえなくなるだけなのかもしれません。



次回は、エトナ山の大好きな村、
トレ・カスターニ(みっつの栗の村)の紹介です。
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by andosachi | 2008-02-02 11:03 | シチリアの生活