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イタリア料理スローフード生活

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2009年 11月 15日

オルサラ村に帰る 3  ミケーレ・マフィア家と出会う

オルサラ村に帰る 3  ミケーレ・マフィア家と出会う_d0131616_14101593.jpg


「すぐ迎えに行くから」

そういわれて電話を切ったものの、
待てど暮らせど、なかなか車は、やってこない。

イタリアの”すぐ”の感覚を
すっかり忘れちゃったよな。

まあ、いそぐこともまったくないし。

そんなことを思いながら、
大きなリュックをざくっと地面に置いて、
めずらしく、太陽をしっかり浴びたい気持ちになって、
ぼーっと炎天下の中、待ち続ける。

ぎゅるぎゅる小石をけちらしながら、埃をたて、
おんぼろ車が、坂をのぼってきて、

これが、ミケーレの”すぐ”のお迎え。

「はじめまして」

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# by andosachi | 2009-11-15 22:57 | プーリアの日々
2009年 11月 12日

オルサラ村に帰る 2     トマトソースのある村

オルサラ村に帰る 2     トマトソースのある村_d0131616_16451690.jpg


人は、あたりまえに自分の脇に”ちょこん”といつもあることには、
もはやそれが、大切なもの、とか、貴重なもの、なんて、思わないもの。

オルサラ村の、ほとんどの家の、うすぐらい食料部屋には、
夏に作った手作りのトマトソースが、ラムネ色のすらりとした瓶に入れられて
あたりまえに ”ちょこん”と並べてある。

イタリアでも、特に都会では、手作りのトマトソースを1年中食べている人なんて、
そうそういるわけでもなく、

この”ちょこん”は、実は、なかなか貴重なんだ、と
あちこちの地方を、あちこちの家をまわったあと、
ようやっと気がついた。

今日はオルサラ村のトマトソース作りの1日・・・

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# by andosachi | 2009-11-12 17:08 | プーリアの日々
2009年 10月 19日

オルサラ村に行く、   オルサラ村に”帰る” 1

オルサラ村に行く、   オルサラ村に”帰る” 1_d0131616_0502448.jpg



イタリアのかかと、プーリアにある人口3000人ほどの小さな村、
オルサラ・ディ・プーリア。

数年前に4ヶ月ほど滞在して、
すっかり気に入ってしまった小さなこの村。

イタリアに着いたとき、まず思った。

「オルサラにいつ"帰ろう"か?」


プーリアの大きな町、フォッジャ駅から出発するオルサラ村行きのバスの、
2年前とまったく変わらぬ時刻表を見て、
おもわず、にっこり。


自分の国以外にも、
いつでも帰れる小さな村がある。

待っていてくれる人たちがいる。

そんな小さな幸せがふと心にやってきて、
カラカラに乾いたプーリアの小麦色の平原を
マッチ箱が風に吹かれて、コロコロと転がるように走る青いバスの中で、
またにっこり。


「オルサラ村に帰ってきたんだ。」

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# by andosachi | 2009-10-19 00:45 | プーリアの日々
2009年 08月 20日

うみとそらがまじわるところ   イタリアのかかと・サレント

うみとそらがまじわるところ   イタリアのかかと・サレント_d0131616_19481297.jpg


海がものすごく蒼くて
食べ物がおいしくて
ワインがうまい
人もオープンだし・・・


サレント地方ってどんなところ?
イタリア人に聞いたら、口々にこんな答えが返ってくるプーリアの最南端。

そんな旅に誘われたら、
まずは安易に車にのっかって
それからほんとか確かめようと・・・。

出発前日の晩、マルケに住む友人から、
ボタン操作がまだよくわからない、買ったばかりの一眼レフの、
即席カメラ講座を受けて、
旅行かばんに大切につっこんで、

心が落ち着いてから読もうと、
ついにイタリアまでもってきてしまった
村上春樹の”1Q84”もその脇に。



そしてイタリアのかかとサレント地方へ。


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# by andosachi | 2009-08-20 00:20
2009年 07月 30日

幻の料理教室

幻の料理教室_d0131616_2234485.jpg



むか~しむかし、こんなことがありました。
(幻の・・・というのは、あまりにも時が流れてしまったという意味です;)


ご無沙汰しています。
生きていました;)

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# by andosachi | 2009-07-30 22:00 | 日本から