2009年 02月 11日

ピスタチオの村へ

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”シチリアには、ピスタチオの村がある”

そうはじめて聞いたときから、
なぜかぴったり心に張り付いて
惹かれてしまったピスタチオの村、ブロンテ。

りんごの村、とか、アーモンドの村、は、よく聞くけれど、
ピスタチオの村って?

ピスタチオの村があるんだ。”

ある晴れた、春のシチリアの日曜日、
出かける理由は、それだけで十分。

”そうだ、ピスタチオの村に行こう!”


エトナ山のふもとに広がる
エメラルド色の、小さな宝石のなる村へー

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# by andosachi | 2009-02-11 21:50 | シチリアの小さな旅
2009年 01月 19日

遅くても 速くても

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” あなたからの手紙をもらい、とてもうれしく思います。
  私たちは、変わらずここにいます ”



空気がくっきり冷たい冬のある日、郵便箱に届いたシンプルなグレーの薄い封筒。

”あ、トスカーナのジュリアからだ”

その時、後ろで、カタン・・・とジュリアの機(はた)の音がしたような気がしました。

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# by andosachi | 2009-01-19 21:57 | 日本から
2009年 01月 09日

映画ひまわりと、ロシア人女性のブラジャーのお話

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第2次世界大戦、ロシア戦線から、帰らぬ夫を待つ
ナポリの女性、ジョバンナ(ソフィア・ローレン)。

すらりとしたジョバンナを不安げに見上げる
喪服を着た小さな義母に、
背筋を伸ばし、義母の目を見据え、
彼女は、断言します。

”あなたの息子を探してみせます。
この喪服を脱がせてあげますわ。
たとえ、ロシア中を歩いても。”



無数のイタリア兵が、ロシア兵が、そして、ロシアの農民が
眠っているであろう、ロシアの広大なひまわり畑をさまようジョバンナ。

流れるヘンリー・マンシーニのあの名曲。

今日は、イタリア映画の名作中の名作
ヴィットリオ・デ・シーカの ”ひまわり”と
ロシア女性のブラジャーのお話。

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# by andosachi | 2009-01-09 23:05 | イタリア映画
2009年 01月 04日

シンプルで、力強く、そして・・甘く、Biagio Antonacci (ビアッジョ・アントナッチ)





ちょっと非日常のお正月気分も、早いものでもう終わり・・・。

そんなお正月の終わりに、イタリアの歌手
Biaggio Antonacci (ビアッジョ・アントナッチ)を, 見て聴いて、
まったりけだるい甘い気分を、
少しでも、引き伸ばしましょう(!?)

まずは、だまされたと思って、画面をクリック!


そのあとは、こちらへどうぞ

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# by andosachi | 2009-01-04 13:34 | イタリアの音楽
2009年 01月 01日

あけましておめでとうございます

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12月31日に、やっとできあがった年賀状と
(今年は、ずいぶん前に描いたフレスコ画にしました)
外国へ送るクリスマスカード(いまごろ!) と、クリスマスプレゼント(!!)を抱えて
あたふた郵便局に駆けつけたら、なんと冷たくも、閉まっている・・・。
業務は、30日までなんですね。

あわてて、車でちょっと遠い本局へ。
ああ、これで、2008年の心残りも、すべて終わったとほっと一息。


去年は、ばたばたと移動も多く、
あまり更新しなかったにも、かかわらず、
ときどき、のぞいてくださって本当にありがとうございました。

年末、古くからの友人と会う機会を持ち
それぞれ、笑えない厳しい話も、みんなで笑いとばして、
ともかく、1年の終わりに、こうして会えた!とそれだけで
暖かい気持ちになりました。

今までなら、「いいことがありますように」 と祈る元旦ですが、
今年は、「いいことも悪いこともない。すべてを受けいれられますように」 と
ちょっと"寛容”ぶった年のはじめです。

今年も、どうぞ、よろしくお願いします。


最後に、

イタリアの友達から新年に向けて届いた、
素敵な詩を贈ります。





Il piu' bello dei mari
e' quello che navigammo

Il piu' bello dei nosrti figli
non e' ancora cresciuto

I piu' belli dei nosrti giorni
non li' abbiamo ancora vissuti

E quello che vorrei dirti di piu' bello
non te l'ho ancora detto

-Nazim Hikmet-


いちばん美しい海 
それは
これから航海される海

ぼくらのいちばんかわいい子供、
それは
まだ大人になっていない子供

ぼくらのいちばんすばらしい日々
それは、
まだぼくらが生きていない日々

きみに言いたい いちばん素敵な言葉
それは
まだきみに伝えていない言葉



           ーナジム・ヒクメット (Nazim Hikmet )ー


2009年も、みなさまにとって
世界中の人にとって、
幸せな年になりますように。
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# by andosachi | 2009-01-01 09:56 | 日本から
2008年 12月 25日

Buon Natale - 駆け込みクリスマス

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ひまわり、ひまわり・・とつぶやいているうちに、
あっという間に、クリスマス・・・・・しかも、もう終わり!?

そんな今年のクリスマスは・・・・

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# by andosachi | 2008-12-25 22:42
2008年 12月 13日

雪の中の軍曹 il sergente nella neve

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"曹長殿、われわれは、家に帰れるのですか?”

第2次世界大戦。
一面雪に覆われた酷寒のロシアからの、イタリア軍の敗走につぐ敗走。

極限状態の中、
右も左も、ただただ、真っ白なロシアの大草原。、
イタリア兵、誰もの胸の中に、去来するひとつの思い、それは

”家までは、どのくらいの距離があるんだろうか?”


自らの体験を、感情を極力排した、散文詩ともいえる簡潔な文体で描いた
イタリアのトルストイともいわれる、マリオ・リゴーニ・ステルン
今回は、彼の第一作目にして、傑作、”雪の中の軍曹” を紹介します。

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# by andosachi | 2008-12-13 16:25
2008年 11月 29日

ひとやすみして、おやつの時間

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                 さつまいものモンブランをつくりました。
             とっておいたお気に入りの箱にいれて、小さな贈り物に。
                
                 
                 
                  お菓子作りは、ほんとに楽しい!              
                            

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# by andosachi | 2008-11-29 12:04
2008年 11月 03日

Bentornata Sachiko  (おかえり さちこ)

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                  ” Bentornata Sachiko!”
        シチリアのアンツイアーニ(お年寄りたち)が、我が家でお出迎えしてくれました。


家でパソコンを開いてみると


"黒豆の里”では、インターネットをひくことをあきらめて、
この間一時帰宅したときに、わが家に置いていってしまった愛用のVaio。

夜行バスで、家に帰って
もって帰ってきたダンボールひとつの荷物を片付けて、
押入れに入れっぱなしになっていたVaioのスイッチをいれると、

Benbenuta Sachiko !

出迎えてくれたのは、シチリアのお年寄りたち。

「11月には、家に戻るから」

そんな言葉を覚えていてくれたシチリアの友達が、
家に帰る、その日に、きっちり送っておいてくれたこの言葉と写真をみたら、
ぐるぐる洗濯機から、ひっぱりあげられて、
久々に、はたはたと、陽に干された気分。

夏の真っ白な太陽から、
すっかり山吹色に変わっていた、秋の日差しの中に。


「シチリアのピアッツア(広場)にいるおじいさんたちって、かわいらしいよね」

シチリアにはじめて行ったとき、シチリア人にそういったら、

「どこがだよー!
毎日、あそこで、前を通る車数えているだけじゃないか?
日本のお年寄りは、ピアッツアにいないのか?」

「・・・・・・・・・  ピアッツアってないんだよね」
「じゃあ、いったい日本のanziani は、どこにいるんだい!?」

そんな会話を遠い昔に交わしたことを、思い出しながら、
大量に送られて、たまりにたまったHメールが
自分の不在を、物語ります。
ふうっー!


さっそく住民登録にいって、
またまた日本のお役所仕事の速さに、感動。


「麻生区って、いいところ」

帰ってきて、新しい目で自分の生まれたところを見直すと、
帰り際、区役所の入り口で、ピアノのコンサートが。

ショパン、ベートーベン、ドビュッシーの演奏に聴き入った後、
「最後に、みなさんで、麻生区の歌を歌いましょう!」

麻生区の歌?
そんなのあるなんて、知らなかった。
でも、なんだか、とっても心をこめて歌いたい気分だったので、
定年退職したらしき、日本のanziani (おじいさんたち) と、一緒に
大きな声で歌ってきました。




イタリアの街
イタリアの田舎

日本の街
日本の田舎


自分自身の目と体で経験するのは、
エキサイティングであり、そして、同時に
多大なエネルギーもいるけれど。

そして、負の感情も含めて、
さまざまな感情がわきあがってくるのは、
想像だけのファンタジーの世界ではなく、
生身のごつごつした人生を生きている証拠。


今、自分の足が立っているこの場所で、
やりたいことを、楽しめてできたらいいなと思います。

イタリアのように、自分の街の教会の鐘は、響かないけれど、
日本人の私には、こんな鐘が鳴り響きます。

諸行無常

すべてのことは、常に変化し、
いっときも、同じということはない。




とりあえず・・・・
はやいところ、自分のインターネット申し込まねば;)
いつもキミの部屋で、こそこそと、お世話になっています、弟よ。


また再開します。

大好きな本のこと、映画のこと、
そして、もちろんイタリアのこと。

自分の目で見たこと、感じたこと。


また、どうぞ、よろしくお願いします。
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# by andosachi | 2008-11-03 16:57 | 日本から
2008年 09月 27日

洗濯機ぐるぐると、一時停止、そして・・・・

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           浜辺に打ち上げられた、ちょっとお疲れのさびついた赤い機械。
                      ちょっとお休みして、

          でも、いつかまた、波がやってきて、広い海にでれるのかな。
                         

                          なぜなら
               
              彼女には、いつも波の音が聴こえているはずだから。 
                    

                 

引越しして

引越しして、はや2ヶ月。
洗濯機に入って、ひたすら、ぐるぐる回り、
時々、一時停止、気がつくと、またぐるぐる回り・・・・・

そんな毎日を送っていたので、すっかりほとんどのことから
遠ざかっておりました。気がつくと、なんと、もう秋の風が。

住居が確定しなかったため、なかなかネットがひけず、
今は、ちょっと小休憩で、川崎市内の実家に帰ってきたので、
家のネットを借りて、やっとブログを更新することができました。

「どうしちゃったんだろう??」と、
ご心配してくださった方、本当に、どうもありがとうございます。

カラダもぐるぐるまわりながら、
頭も、くるくるしながらも、
生存しています;)


テレビも、新聞も、ネットもない日々だったので、
(ちなみに、冷蔵庫と、洗濯機も・・・・。人って、こんなシンプルに生きられるんですね)

「え?日本の首相が変わったの!?」

その言葉に、知り合いが、
「変わっても、あなたの生活、何も変わらなかったでしょ」
うん、たしかに。


そんな中でも、
近所に、立派な図書館を、見つけて、
やっと時間を見つけていくと、

洗濯物ぐるぐる脱水が、終わるときのように、
「カラン、カラン、カラーン、カラーーーーン・・・・・・・・ガタン。」

静寂の空間の中で、
懐かしい、いつもの自分を取り戻していくのを、感じました。


人は、自分が置かれている立場を、すぐ状況のせいにするけれど、
この世で、成功するのは、
立ち上がって、自分の望む状況を探しに行く人、
見つからなかったら、創り出す人である。
                                                             
                               -ジョージ・バーナード・ショー


そんな言葉を見つけて
出て行くときは、ちょっと陽に干されて、ほっこりした気分。


人によって、これがなくっちゃ、というものは、違うと思うけれど、
本があると、リセットできる、
そんな自分も、また発見しました。


そして、、遠くまで、遊びにきてくれた友達に、

「一番大切なのは、いつだって、
自分のことを愛してあげること。」

そんなメッセージも、もらって、

これが、世の中をみる目になる。
自分を、どれだけ、愛しているか、許しているかが、
人を、どれだけ愛せるか、
世界をどれだけ、愛に満ちたものと、見られるか。


そんなこんなで、
あと、少し、ぐるぐるまわりながらも、
毎日、自分に言おうと思います。


Ti voglio bene. (愛しているよ)
自分も、人も。


                   **************


10月いっぱい、またネットが自由に使えない状況になるかもしれませんが、
ときどき、チェックできるときも、(突如) やってくるので、
気長に、遊びにきてください。

更新していないのにも、かかわらず、遊びに来てくださる方、
本当に、ありがとうございます。
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# by andosachi | 2008-09-27 11:06